世界で唯一公用語を日本語としているのは日本ではなくパラオだった!今もパラオ語に残る日本語の影響について


「公用語」とは、国や地域や特定の機関などにおいて共通語として公に用いられることが定められている言語のことを指します。

たとえばドイツの公用語は、ドイツ語だけ。
カナダの公用語は、英語・フランス語の2言語。
国際連合(国連)の公用語は、英語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語・アラビア語の6言語もあります。

では、日本の公用語とは何でしょうか?
「もちろん日本語でしょ」と多くの方が考えると思うのですが、実はこれは不正確です。

というのも、日本国憲法においては日本語を正式な公用語として定める条文がないのです。
ですので厳密には「日本の公用語は規定されていない」ということになります。

まあ実際には日本国内で最も普遍的に使用されている言語は日本語だし、公用文も基本的には日本語で記されているわけなので、事実上の公用語として機能はしているんですけどね。

ということで今のところ、世界の国の中で「正式に公用語を日本語と定める国家」は一つも存在しません。
ただし「正式に公用語を日本語と定める州」なら世界に一つだけあるのです。

それが、パラオ共和国の「アンガウル州」
パラオの中心地から遠く離れた、人口わずか100人ちょっとの離島です。

この記事を書いた人

色んな事に興味が尽きない "興味の窓" の管理人です。
大学時代の専攻は心理学。公務員を経て、現在はフリーのデザイナー。
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